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■秋のプラネタリウム

投映期間:1997年9月6日(土)〜11月30日(日)

 

●番組紹介●

 太陽系第4惑星・・・火星。

 大昔、人々はこの赤い色をした星を、戦いの血を思わせる不吉な星と考えました。また、人々が望遠鏡を手にした時代には「運河」を作る火星人の姿が想像され、そのSF小説が大きな反響を呼びました。

 そして、1996年。火星からやって来た隕石に生命の痕跡らしいものが発見され、火星は再び注目されています。本当に火星には生命が存在したのでしょうか?そして、現在も存在するのでしょうか?(約50分)


番組の進行役をつとめる
バクテリアくん

 

●番組関連トピックス●

火星に生命が存在した?

◆火星からやってきた隕石

 1996年8月、NASA(アメリカ航空宇宙局)は「火星からやってきた隕石ALH84001に生命の痕跡らしいものを発見した」と発表し、大きな話題になりました。
 これまでに、火星からやってきたと思われる隕石は12個見つかっています。その中の一つであるこの隕石は、1984年に南極で発見されました。その成分を調べた結果、今から1600万年前に巨大な彗星か小惑星が火星に衝突したときに吹き飛ばされ、1万3000年ほど前に地球に落下したのではないかと考えられています。

◆生命の痕跡とは

 この隕石を調べてみると、ほかの隕石には見られない特徴が見つかりました。一つ目は、微生物の活動によって作られる物質がふくまれていることでした。二つ目は、電子顕微鏡による観察で、微生物の化石のようなものが見つかったことでした。卵形やチューブ形をした姿は、地球で見られる原始的な微生物にとてもよく似ています。

火星からやってきた隕石の
電子顕微鏡画像
(写真:NASA)

◆これからの火星探査

 しかし、これは火星に生命が存在した決定的な証拠といえるものではありません。なぜなら、これらの隕石の特徴は、生物が関係しなくても自然界で作り出される可能性があるものだからです。
 1997年7月、火星探査機「マーズ・パスファインダー」が火星に着陸し、数々の調査を行いました。また、「マーズ・グローバル・サーベイヤー」は9月に火星に到達し、上空からの調査活動の準備を整えています。今後も多くの探査機が火星に向かう予定です。本当に火星に生命が存在したのか?その答えは、これからの調査にかかっているのです。

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