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■2003年・春の星空案内

おぼろげな春の星たち

1等星
2等星
3等星
4等星以下
3月中旬 :午前0時
4月中旬 :午後10時
5月中旬 :午後8時

 

 キラキラと輝く明るい星が多かった冬の星空にくらべて、春の星空は春霞のためか何となくぼんやりとして、おだやかな感じがしますね。

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 春の星座の代表は「?」マークを裏返しにしたような星のならびのしし座です。この星のならびは、西洋で使う草刈り鎌の形に似ているので、「ししの大鎌」とも呼ばれています。「?」マークの「. 」にあたる星は1等星のレグルスで、ちょうどライオンの胸の辺りに輝いています。一昨年11月の「しし座流星群」の大出現は、まだ記憶に新しい出来事ですね。
 北の空には、7つの星が水をくむ“ひしゃく”の形にならんだ北斗七星があります。北斗七星はおおぐま座のお尻からしっぽにあたり、ほぼ一年中見えていますが、春の宵の頃に空高く昇るので、今の季節が一番見やすくなります。“ひしゃく”の升(ます)の二つの星を結んで、その長さを5倍ほどのばしたところにポツンとあるのが北極星。北極星は、こぐま座のしっぽの先に輝く星です。北の空の星々は、この北極星を中心にして1日に1回、反時計回りにまわっています。ギリシャ神話では、二匹の熊は親子・・・仲良く夜空の散歩を楽しんでいるように見えます。

 今度は、“ひしゃく”の柄のカーブをそのままのばしてみましょう。そこには、うしかい座のオレンジ色の1等星アークトゥルスが見つかります。アークトゥルスは、麦刈りの季節の夕暮れに輝くことから、日本では「麦星」と呼んでいました。
 さらにそのカーブをのばすと、おとめ座の1等星スピカにたどりつきます。白くて明るいこの星は、乙女が持つ麦の穂のところに輝いています。その姿は、ギリシャ神話に登場する農業の女神とも、正義の女神ともいわれています。
 北斗七星からアークトゥルス、スピカと続くこのカーブは「春の大曲線」と呼ばれます。また、アークトゥルスとスピカ、そして、しし座の2等星デネボラを結んだ三角形は「春の大三角」と呼ばれます。

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 西の空で明るく輝く木星では、四大衛星(イオ・エウロパ・ガニメデ・カリスト)がおたがいに隠したり隠されたりする相互食が1〜6月の間に何度も起こります。そのようすは小型の望遠鏡でも観察することができます。また西の空には土星も輝いています。しかし冬の頃にくらべるとずいぶん低くなり、地平線に沈むのが早くなってきました。

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